この記事の目次
「会社のホームページを作りたいけれど、同業他社と似たような内容になってしまう」
「自社の強みを伝えたいが、そもそも何を強みと言えばよいのか分からない」
こうした相談から話が始まることがあります。
「強みが分からない」という状態は、強みが存在しないことと同じではありません。
長く続けてきた仕事の中では、日々の判断や対応、お客様から評価されてきたことが、自分たちにとって「当たり前」になっていることがあります。
この記事では、そうした日常の中にある価値を棚卸しし、「なぜ自社が選ばれているのか」を言葉にして、Webへつなげていく考え方を整理します。
「うちの会社の強みがわからない」と悩む経営者様へ
長年ビジネスを続けてこられた企業であっても、「御社の強みは何ですか?」と聞かれると、言葉に詰まってしまう経営者様は驚くほど多くいらっしゃいます。それは決して、貴社の事業に魅力がないからではありません。
なぜ、自社の強みは見えにくくなるのか
理由の一つは、自分たちにとって日常になっていることほど、価値として認識しにくいことです。
たとえば、問い合わせへの対応の早さ、仕上がりの見えない部分まで手を抜かないこと、困ったときに社員同士で助け合うこと。
一つひとつは当たり前に感じるかもしれません。
ただ、その行動が顧客にどのような安心や結果を生んでいるのか、なぜ自社ではその判断を続けているのかまで掘り下げると、他社との違いや選ばれる理由の候補が見えてくることがあります。
違いが伝わらないと、比較しやすい条件へ判断が寄りやすくなる
自社の強みや価値が整理されないままホームページを作ると、サービス内容や会社概要は伝わっても、「なぜこの会社へ頼むのか」までは伝わらないことがあります。
お客様から見て会社ごとの違いが分からなければ、価格、納期、場所など、比較しやすい条件が判断材料になりやすくなります。
だからこそ、ホームページを作る前に、自社がどんな価値を提供し、どんな人に選ばれてきたのかを整理しておくことが大切です。
ブランディングは、価格競争を必ずなくすための施策ではありません。
価格以外にも相手が比較・判断できる材料を整理し、伝えるための土台です。
【図解】競合と差別化するカギは、水面下の「ブランディング」にある
強みは新しく「作る」のではなく、足元から「見つける」もの
ブランディングというと、何か新しく奇抜なアイデアを作ったり、大企業のようなかっこいいキャッチコピーを作ったりすることだと誤解されがちです。
しかし、本当のブランディングは、無理をして背伸びをすることではありません。貴社がこれまで積み上げてきた歴史や、現場の泥臭い仕事の中に埋もれている「価値」を、足元から丁寧に「見つけ出す(棚卸しする)」作業なのです。
自分たちだけでは見えにくいとき、第三者の視点が役立つこともある
自社の中で長く続いていることほど、「普通のこと」として見過ごしてしまいがちです。
そんなときは、お客様の言葉を振り返ったり、社外の人から質問を受けたりすることで、自分たちだけでは気づかなかった価値が見えることがあります。
DIANTも、答えを外から決めるのではなく、経営者や社員の言葉、会社の歴史、実際の仕事を確認しながら、「なぜそれを続けてきたのか」を一緒に整理していきます。
DIANTの伴走型ブランディング「Tsumugi」で、価値を整理する
DIANTの「Tsumugi」は、会社・事業の中にある原点、価値、見せ方、振る舞い、届け方、顧客との関係を五つの糸として整理・策定し、自社の判断基準として使える状態をつくる伴走型ブランディングサービスです。
DIANTが一方的に「御社の強みはこれです」と決めるわけではありません。
経営者や社員の原文、会社の歴史、実際の仕事、既存資料などをもとにDIANTが整理・考察し、仮説や選択肢を提示します。それを顧客と一緒に比較し、違和感や不足も確認しながら、正式な言葉や判断基準へ整えていきます。
この記事の「強みを見つける」というテーマに関係が深いのが、たとえば次の二つの糸です。
MI|想いの糸
創業の背景、転機、繰り返してきた判断、守ってきた価値、お客様へ届けてきた価値、今後目指す未来などを整理します。
最初から立派な理念文を作ることが目的ではありません。
「なぜ、この仕事を続けてきたのか」「どんな価値を守りたいのか」をたどり、ほかの糸が判断するときの源流をつくります。
BI|行動の糸
MIで整理した価値を、社員の日常的な判断や行動へ翻訳します。
すでにできている良い行動、判断が分かれる場面、今後育てたい行動、避けたい振る舞いなどを整理することで、「会社らしさ」が日々の仕事でどのように表れるのかを具体化します。
こうして整理した内容は、後からWebや会社案内などの制作へ引き継ぐことができます。
強みが整理できると、ホームページは「判断材料」になる
ホームページに自社の強みや価値が十分に表れていないと、アクセスしてくれた人も、
「自分に合う会社なのか」
「他社と何が違うのか」
「なぜここへ相談するのか」
を判断しにくくなります。
そこで大切なのは、強いコピーを載せることではありません。
整理した価値を、相手が理解しやすい言葉、写真、構成、導線へ翻訳することです。
会社が何を大切にし、どんな仕事をし、どのような人に向いているのかが分かれば、ホームページは単なる会社案内ではなく、相談前に理解を深めてもらう接点になります。
言語化した強みを、Webだけでなく名刺・会社案内・看板・接客などへ一貫して展開する考え方はこちらで整理しています。
会社の価値を一貫して伝えるワンストップ・デザインの考え方
穴の空いたバケツを塞ぎ、選ばれ続ける企業へ
強みが明確に伝わらないホームページは、せっかく集めたアクセス(見込み客)がすべて逃げてしまう「穴の空いたバケツ」です。
しかし、「想いの糸」や「行動の糸」がしっかりと表現され、他社との違いが中学生でもわかる言葉で書かれたホームページは、バケツの穴が完全に塞がれた状態です。
それは単なる名刺代わりのサイトではなく、経営者様が寝ている間も、貴社の魅力を熱く語り、見込み客の心を動かしてくれる「24時間文句も言わずに働く、優秀な営業マン」へと成長します。
日々の仕事の中にある価値を、相手が判断できる言葉へ
自社の強みは、派手な実績や珍しい技術だけにあるとは限りません。
お客様への向き合い方、現場で繰り返してきた判断、長く守ってきた基準など、日々の仕事の中に価値が表れていることがあります。
大切なのは、それを無理に「すごい強み」に見せることではありません。
自社が何を大切にし、誰にどのような価値を届けられる会社なのかを整理し、相手が理解して選べる形へ変えることです。
DIANTが大切にしているのも、企業の中にある価値を見つけ、言葉やデザイン、Webなどを通じて「分かりやすく伝える」ことです。
ホームページは「集客」や「採用」など、目的に合わせて戦略を練ることが成功の鍵です。24時間働く営業マンや、共感を生む採用ツールとしてWebサイトをフル活用するための全体像を知りたい方は、こちらの記事をご確認ください。
強みや価値が整理できた後は、それをホームページでどのように伝え、育てていくかが次の課題になります。
【目的別】成果が出るホームページ活用ガイド|集客・採用・BtoB戦略まとめ
価格ではなく『選ばれる理由』で比較される会社になるための考え方
最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。
「自社の強みを、自分たちだけではうまく言葉にできない」と感じる場合は、会社の歴史・日々の仕事・大切にしてきた判断から価値を整理するところから、一緒に進めることもできます。
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