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【経営の「おきかえ」辞典 Vol.5】ブランディング、マーケティング、セールスを、”健康な身体づくり”に置き換えたら、経営の体幹が鍛えられた。

この記事の目次

社長、あなたの会社は、不健康な“付け焼き刃”で戦っていませんか?

経営者であるあなたは、いわば「最高のパフォーマンスを目指し続ける、孤高のアスリート」です。 大事な試合(=商談)で常に勝ち続け、一年でも、一日でも長く、この厳しい世界の第一線で活躍し続けたい。心の底から、そう願っているはずです。

しかし、ご自身の会社という名の“身体”の状態を、冷静に見つめたことはありますか?
「大事なプレゼンの前夜は、栄養ドリンク(=短期的な広告費)を大量に飲んで、なんとか乗り切っている…」 「昔は少々のことでは揺らがなかったのに、最近、会社の“免疫力”が落ちて、景気の風邪をひきやすくなった気がする…」 「目先の売上という筋肉はついたが、身体の芯となる“体幹”が、なんだかグラついている…」

もし、そんな一抹の不安を感じているとしたら、それは経営のアプローチが、不健康な“付け焼き刃”になっているサインかもしれません。

真のアスリートは、決して付け焼き刃では戦いません。
彼らは、「体質改善」「日々のトレーニング」「試合本番」という、三位一体のサイクルを連動させ、長期的な成功を掴み取ります。

【DIANT式 経営の「おきかえ」辞典】
第五回。 今回は、ビジネスの根幹をなす3つの言葉を「健康な身体づくり」に置き換えて、貴社を、多少の不況や競合の出現にも揺らぐことのない、強靭な「経営体質」へと導くための、本質的な処方箋をお届けします。

【おきかえ辞典】

ブランディング

DIANT式の「おきかえ」
全ての力の源泉となる、根本的な“体質改善”

マーケティング

DIANT式の「おきかえ」
実力を世に示すための“トレーニング”と“大会へのエントリー”

セールス

DIANT式の「おきかえ」
具体的な結果を出す“試合本番”でのパフォーマンス

【解説】経営の体幹を、深く理解しよう

ブランディング = 全ての力の源泉となる、根本的な“体質改善”

それは、一体何か?
ブランディングとは、ユニフォームのデザインを新しくするような、表面的なことではありません。

それは、アスリートが最高のパフォーマンスを発揮するための、全ての土台となる、根本的な“体質改善”です。 ジャンクフードをやめ、バランスの取れた食事を摂るように、自社の理念や使命(=何をエネルギー源とするか)を明確にすること。

夜更かしをせず、質の高い睡眠をとるように、社員が安心して働ける、健全な企業文化(=心と身体を休ませ、回復させる仕組み)を育むこと。

そして、日々の地道なストレッチやジョギングで、基礎体力(=他社には真似できない、独自のコア技術や価値観)を向上させること。

 これら全てが、企業の免疫力、いわば「経営の体幹」を鍛え上げる、最も重要で、時間のかかるブランディング活動なのです。

もし、これがなかったら?
不健康で、体幹がグラグラな身体では、どんなに最新のトレーニングマシンを導入しても、すぐに息切れし、致命的な怪我をしやすくなります。

目先の試合に勝つために、効果の強い栄養ドリンク(=高額な広告費)を飲み続けても、身体は内側からボロボロになっていくでしょう。

 お客様は、そのアスリート(会社)の不健康さを、無意識のうちに見抜きます。「この選手は、来年も活躍できるだろうか?」「大事な場面で、ポカをするのではないか?」と。 

ブランディングとは、目先の勝利(売上)に一喜一憂するのではなく、10年後、20年後も第一線で戦い続けるための、持続可能な“健康体”を作り上げる、経営の根幹なのです。

マーケティング = 実力を世に示すための“トレーニング”と“大会へのエントリー”

それは、一体何か?
マーケティングとは、体質改善によって鍛え上げた、本物の実力を世に示し、評価を得るための、戦略的な活動です。 それは、日々の“トレーニング”と、公式な“大会へのエントリー”に分けることができます。

 “トレーニング”とは、日々の練習風景をSNSで発信したり(=コンテンツ制作・情報発信)、ライバルの戦術を研究したり(=市場調査)、他の選手と合同練習をしたり(=セミナー開催・ネットワーキング)して、自身の能力と存在を、少しずつ周囲に認知させていく地道な活動です。 

そして“大会へのエントリー”とは、そのトレーニングの成果を問うために、公式なマラソン大会やトーナメントに、覚悟を持って参加表明すること(=広告出稿・展示会出展)です。

もし、これがなかったら?
どんなに素晴らしい身体能力を持っていても、ただ一人、山奥でトレーニングをしているだけでは、誰にもその実力を評価されることはありません。

大会にエントリーしなければ、世界はあなたの存在を知ることすらない。あなたは、ただの「健康な人」で終わってしまい、アスリートとして生計を立てることはできません。

マーケティングとは、内なる実力(ブランド)を、社会的な評価(認知・見込み客)へと転換するための、必要不可欠な挑戦なのです。

セールス =具体的な結果を出す“試合本番”でのパフォーマンス

それは、一体何か?
セールスとは、これまでに行ってきた体質改善と、厳しいトレーニングの成果が、全て問われる“試合本番”の瞬間です。 

それは、ただ試合に参加するだけの行為ではありません。42.195kmを、自分の持てる全ての力を振り絞って走りきり、観衆の喝采を浴びながらゴールテープを切ること(=長期大型案件の受注

あるいは、サッカーの試合終了間際、チームの勝利を決定づける、美しい決勝ゴールを挙げること(=競争入札での勝利・契約締結

具体的な「記録」や「勝利」という、目に見える結果を出すことです。

もし、これがなかったら?
どんなに練習で素晴らしいタイムを出していても、本番で棄権したり、実力を発揮できなければ、「練習では強かった伝説の選手」と言われるだけで、スポンサーからの評価(=売上)には決して繋がりません。

アスリートが、その活動を続け、家族を養い、次の世代を育てるための、最も重要な成果です。

セールスとは、これまでの全ての努力を、具体的な「勝利(=売上・利益)」という形で結晶させ、アスリートとしての生命を未来へ繋ぐための、最終かつ最高のパフォーマンスなのです。

【結論】経営の真の強さは、健康な“体幹”から生まれる

もう、お分かりいただけたでしょうか。

全ての力の源泉となる、“健康な身体(ブランディング)”があるからこそ、日々の“トレーニング(マーケティング)”は効果を発揮し、血肉となります。 そして、その健康な身体と厳しいトレーニングに裏打ちされた自信があるからこそ、“試合本番(セールス)”で、プレッシャーに打ち勝ち、最高の結果を出すことができるのです。

これらは、バラバラの活動ではありません。「体質改善 → トレーニング → 試合」という、アスリートの成長そのものの、美しいサイクルなのです。

健康な身体(10点) × 質の高い練習(10点) × 本番での集中力(10点) = 1000点 

これこそが、ファンに愛され、長く活躍し続ける、真の一流アスリートの姿です。
しかし、もし身体が不健康であれば…

健康な身体(0点) × 質の高い練習(10点) × 本番での集中力(10点) = 0点 

どんなに練習をしても、どんなに精神力が強くても、土台となる身体がボロボロでは、試合に出ることすらできず、結果はゼロです。
さあ、アスリートである社長。 あなたの会社という名の身体は、目先の勝利のために、無理を重ねていないでしょうか。 未来の勝利のために、今、本当に鍛えるべきは、見せかけの筋肉ではなく、全ての力の源泉となる「経営の体幹」かもしれません。

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