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なぜ、ロゴがない会社は信用されにくいのか? “顔”がないことのビジネスリスクから逆説的に考える、ロゴの本当の必要性

この記事の目次

もし、あなたの会社に「ロゴ」がなかったら…?

少し、想像してみてください。 もし、あなたの会社に「ロゴ」というものが、一切存在しなかったら…?
ウェブサイトを開いても、会社名が、ただのパソコンの文字で書かれているだけ。 

交換する名刺も、提案資料も、すべてが文字だけの、味気ないもの。 会社の営業車にも、社員が着る制服にも、製品そのものにも、何のマークもついていない。

ほとんどの会社には、あまりにも当たり前のようにロゴが存在します。だからこそ、私たちはその本当の価値や、日々私たちのビジネスのために果たしてくれている重要な役割を、見過ごしがちです。

この記事では、あえて「ロゴがない」という極端な状況をシミュレーションすることで、ロゴがビジネスにおいて、いかに不可欠なコミュニケーションツールであるかを、逆説的に証明していきたいと思います。

キーワードは「顔」です。

“顔”がないことのビジネスリスク①:あなたの会社は、誰にも“認識”されない

思考実験:街で見かけた「〇〇工業」

あなたは車を運転中、非常に丁寧で、質の高そうな仕事をしている様子の「〇〇工業」という会社のトラックを見かけ、「良い会社だな」と、ぼんやりと記憶に残りました。

数日後、あなたはウェブサイトで、興味深い技術を持つ「〇〇工業」という会社を見つけました。
さらに後日、信頼できる知人から「〇〇工業という会社は、仕事が誠実で評判が良い」という話を聞きました。

何が問題か?

そこに、統一されたロゴという「顔」がなければ、あなたの脳は、これらバラバラの場所で出会った「〇〇工業」が、すべて同じ会社であると効率的に認識することができません。

一つひとつのポジティブな出会いは、記憶の中で独立した「点」として散らばり、決して一本の線として繋がることがないのです。せっかく何度も良い印象を与えているのに、それが一つの会社への「信頼の蓄積」として積み上がっていかない。これは、恐ろしいほどの機会損失です。

ロゴが果たす役割①:「存在」を証明し、記憶に結びつける

ロゴは、会社のあらゆる活動(トラック、ウェブサイト、人からの評判)を結びつけ、人々の記憶に「ああ、あの会社だ」と認識させるための、視覚的なアンカー(錨)です。

私たちが、人の名前と「顔」をセットで覚えるように、“顔”があるからこそ、相手を効率的に認識し、記憶に留めることができるのです。

ロゴがない会社は、まるで街ですれ違う、特徴のないモブキャラクターのように、誰の記憶にも留まることができずに消えていきます。

“顔”がないことのビジネスリスク②:あなたの会社は、何をしても“信用”されない

思考実験:「顔」の見えない相手との取引

あなたは今、自社の未来を左右する、重要な業務の委託先を探しているとします。

A社は、ウェブサイトに社長や社員の生き生きとした顔写真と、プロフェッショナルなロゴがきちんと掲載されています。 一方、B社は、ウェブサイトにロゴがなく、会社名が、ただのゴシック体の文字で書かれているだけです。

何が問題か?

たとえB社のサービス説明が、A社と同じくらい魅力的で、価格も安かったとしても、あなたは心のどこかで「この会社、本当に実在するのだろうか?」「何かあった時に、ちゃんと対応してくれるのだろうか?」という、拭い去ることのできない不安を感じるはずです。

なぜなら、相手の「顔」が見えないからです。

ロゴが果たす役割②:「信頼」の起点となる

ロゴは、会社の「信頼性の象徴」です。 

きちんと時間とコストをかけてデザインされたロゴは、「私たちは、自分たちの事業に責任と誇りを持っています」「私たちは、お客様と真剣に向き合う、プロフェッショナルな組織です」という、無言の、しかし極めて力強いメッセージを、見た瞬間に発信します。

ロゴは、お客様との信頼関係を築く、まさにその“起点”となるのです。

「顔」も見せずに取引をしようというのは、ビジネスの礼儀として、あまりにも不誠実に見えてしまいます。

“顔”がないことのビジネスリスク③:あなたの会社は、何をしたかの“責任”が取れない

思考実験:無地の製品と、ロゴ入りの製品

あなたの手元に、全く同じ品質の、二つの製品があるとします。 

一つは、何も書かれていない無地の製品。 もう一つには、作り手のロゴが、誇らしげに刻印されています。
あなたは、どちらが、より高品質で、信頼できる製品だと感じますか?

何が問題か?

ほとんどの人が、無意識のうちに、ロゴ入りの製品を選ぶでしょう。
なぜなら、ロゴは私たちが、責任を持って、これを作りました」という、作り手の“責任の所在”を、明確に示すものだからです。

ロゴが果たす役割③:「責任」と「誇り」の証

ロゴは、自社の製品やサービスに対する「品質保証のサイン」であり、「私たちの仕事は、これほどの品質です」という「誇りの証」でもあります。

自社の「顔」を堂々と出すということは、「もし、何か問題があれば、私たちが責任を持って対応します」という、お客様に対する覚悟の表明に他なりません。

ロゴがない会社の仕事は、どこか無責任で、匿名的な、誰がやっても同じ仕事に見えてしまうのです。

ロゴとは、会社の「顔」であり、「覚悟」の証である。

これまで見てきたように、ロゴは単なる飾りや、お洒落なマークではありません。

それは、 お客様に自社を「認識」してもらい、 初対面で「信頼」を得て、 そして、自社の仕事への「責任」を表明するための、 ビジネスに絶対に不可欠な、会社の「顔」なのです。

「悪い顔」がもたらす、最大のリスク

そして、「顔がない」ことのリスクをここまで考えてみれば、「悪い顔(=古く、素人っぽく、会社の理念に全く合っていないロゴ)」が、いかに大きなビジネスリスクであるかも、自ずとご理解いただけるはずです。

間違った「顔」は、間違った第一印象を与え、会社の価値を正しく伝えるどころか、むしろ貶めてしまう危険性すらあるのです。

私たち株式会社DIANTは、単に美しい「顔」をデザインする会社ではありません。 

貴社が内に秘めた「誠実さ」や「情熱」といった“魂”を、お客様との対話を通じて深く理解し、それがお客様に正しく伝わる、信頼の起点となる戦略的な「顔(ロゴ)」を創り上げるパートナーです。

私たちのブランディング策定サービス『Tsumugi』は、まさに貴社の“魂”である「想いの糸」を、社長や社員の皆様と共に定義することから始まります。

貴社の「顔」は、その素晴らしい「魂」を、正しく、そして誇らしく表現できていますか?
もし、少しでも不安に感じられたなら、ぜひ一度、私たちにご相談ください。

最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。
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