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「良いモノ」なのに伝わらない…を解決!広報担当者のための『見せ方』が変わるデザイン・ブランディング入門

この記事の目次

文章だけではもったいない!『伝わる』広報の始め方

広報の仕事は、単に文章を書くことだけではない――そう感じている広報担当者の皆様は少なくないでしょう。
どれほど素晴らしい製品やサービスも、その魅力が伝わらなければ、顧客に届けることはできません。
製品やサービスの価値を最大限に引き出すためには、情報を発信する「見せ方」が非常に重要であり、デザイン・ブランディングの知識は不可欠です。

特に、事業の成長を真摯に追求する向上心のある経営者や担当者の皆様にとって、このスキルを身につけることは、広報担当者としての価値を飛躍的に高めることに繋がります。
この記事では、広報とデザイン・ブランディングがいかに密接に関わっているか、そして今日から実践できる具体的なヒントをご紹介します。

なぜ今、広報担当者にデザイン・ブランディングの知識が必要なのか?

私たちは日々、膨大な情報にさらされています。
電車の中吊り広告、ウェブサイトのバナー、SNSのタイムライン…。
その中で、一瞬で人々の心を掴み、記憶に残るためには、視覚的な訴求力、すなわちビジュアルアイデンティティ(VI)が非常に重要です。

ある研究では、人は文章だけで伝えられた情報よりも、ビジュアルと共に伝えられた情報の方が、記憶に残りやすいという結果が出ています。
情報が溢れる現代において、一瞬で企業の「らしさ」を伝え、記憶に残すデザインの力は、広報担当者にとって強力な武器となるのです。

さらに、一貫したブランドイメージは、顧客からの信頼や安心感を生みます。
広告、ウェブサイト、SNS、名刺、そして社員の立ち居振る舞いに至るまで、企業のメッセージやビジュアルに統一性があることで、「この会社は信頼できる」という安心感が顧客の心に深く刻まれるのです。
また、広報活動が企業のブランドアイデンティティを強固なものにし、競合他社との差別化にもつながります。

そして、「デザイン思考」も、広報戦略において欠かせないスキルです。
デザイン思考とは、デザイナーが課題解決を行う際に用いる思考プロセスをビジネスに応用したものです。
この思考法を広報活動に取り入れることで、ユーザーが本当に必要としているものを発見し、より共感を呼ぶメッセージを発信することができるようになります。
多様な意見を交わし、ユーザー視点に立って物事を捉える「デザイン思考」は、社内コミュニケーションの活性化にも繋がります。

いますぐ実践できる!デザイン・ブランディングのヒント

デザイン・ブランディングと聞くと、専門的な知識やセンスが必要だと感じるかもしれません。
しかし、心配はいりません。
専門家でなくても、今日からすぐに取り入れられるヒントはたくさんあります。

ヒント1:トーン&マナーの統一

まずは、自社が発信する情報に一貫性があるかを確認しましょう。

  • 「ウェブサイト」、「最新のSNS投稿」、そして「ご自身の名刺」の3つを並べてみてください。
  • そこに写るロゴの色、使われているフォント、写真の雰囲気は、一貫して「同じ会社のものだ」と感じられますか?

この小さなチェックが、ブランドイメージ統一の第一歩です。
統一感のあるブランディングは、企業や商品に対する信頼性を高める上で非常に重要です。
色彩やデザイン、メッセージの全ての要素を慎重に選び、統一感を保つことが、ブランドの認知度向上や安心感の醸成に繋がります。
ウェブサイト、SNS、パンフレットなど、すべてのタッチポイントでブランドの「色」や「雰囲気」を統一することで、顧客は「一貫性があり信頼できる」と感じやすくなります。

ヒント2:心を掴むブランドに学ぶ

次に、あなたが個人的に「良いな」と感じる、心を掴まれるブランドからヒントを得てみましょう。
例えば、機能美を追求するアウトドアブランドや、心地よいライフスタイルを提案する北欧ブランドなど、理由はなんであれ、あなたが惹かれるブランドは必ずあるはずです。

  • そのブランドのウェブサイトを見て、なぜ「信頼できそう」と感じるのか?
  • それは、機能性を伝える無駄のないレイアウト、自然の中に溶け込むアースカラーの色使い、過酷な環境下での使用シーンを切り取った写真など、一つひとつのデザイン要素が「信頼性」というブランド価値を表現しているからです。

このように、「なぜ惹かれるのか?」を言語化するトレーニングをしてみましょう。
シンプルさ、機能性、ストーリー性など、心を掴むデザインの共通点を分析し、自社の強みや価値にどのように応用できるかを考えることが重要です。
顧客が何に共感し、何を求めているかを深く理解することが、より効果的な広報活動に繋がります。

ヒント3:DIANTが考えるブランドの「らしさ」

デザイン・ブランディングは、単に見た目を整えることだけではありません。
それは、企業の「らしさ」をデザインに落とし込む作業です。
私たちDIANTは、ブランドを構成する要素を「MI(マインドアイデンティティ)」「VI(ビジュアルアイデンティティ)」「BI(ビヘイビアアイデンティティ)」「DI(デリバリーアイデンティティ)」「RI(リレーションシップアイデンティティ)」という5つの「糸」で捉えています。

  • MI(マインドアイデンティティ):企業の理念、ビジョン、バリューといった「想いの糸」です。これは、全てのブランド活動の根幹となります。
  • BI(ビヘイビアアイデンティティ):企業の価値観を、社員一人ひとりの日々の行動や振る舞いに落とし込んだ「行動の糸」です。

見た目であるVI(ロゴやカラーなど)は、MIとBIで築き上げたコンセプトを視覚的に表現するためのツールです。
つまり、企業の「らしさ」という「想い」が明確でなければ、それに紐づく「見せ方」もブレてしまうのです。
デザイン・ブランディングは、このMI、VI、BIの三位一体で成り立つものです。

「センス」ではなく「スキル」で磨く、広報の価値

デザイン・ブランディングは、「センス」だけを頼りにするものではありません。
それは、企業の「らしさ」を深く理解し、それを効果的に「見せる」ための「学び」と「実践」によって身につけられるスキルです。
広報担当者がこのスキルを習得することで、メッセージの伝達力は格段に向上し、企業の信頼と価値を高めることができるでしょう。

私たちDIANTは、お客様の「らしさ」という糸口を見つけ出し、「”わかりやすい”を伝えるために」というパーパスのもと、最適なソリューションデザインを追求しています。
広報担当者として「見せ方」のプロになるための強力なサポートを、DIANTがお手伝いします。

DIANTのウェブサイトでは、より詳しい情報や事例をご覧いただけます。
ぜひ一度アクセスし、お気軽にお問い合わせください。

最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。
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