カフェの魂とも言える「アート」をどう伝えるか
オーストラリアの伝統絵画、アボリジニアート専門のギャラリーを併設するチャンガラ・カフェ様。その独自性は、単なる飲食店ではない「文化と風情を伝える空間」であることでした。課題は、その唯一無二の価値を、看板商品であるハーブティーを通じて、お客様の日常にどう届けるか。それは、商品を包むパッケージを、単なる包装材ではなく、ブランドの物語を伝えるメディアへと昇華させる挑戦でした。
「価値の旗」を掲げる、ストーリーテリングのデザイン
私たちはこの課題に対し、表層的なデザイン提案ではなく、ブランドの核を可視化する「ソリューションデザイン」で応えました。まず、各ハーブティーが持つ風味や効能のイメージを深く掘り下げ、カフェが所有する膨大なアボリジニアートの中から、その世界観と響き合う作品を厳選。アートをグラフィックの主役として据えることで、「アートを味わう」という特別な顧客体験を設計しました。これは、企業の魂を定義する「想いの糸」を、その「顔立ち」として表現するアプローチです。パッケージは、お客様が手に取るたびにチャンガラ・カフェ様の「価値の旗」に触れる接点となり、一杯のお茶が、遠いオーストラリアの文化へと想いを馳せるきっかけを創出します。
印刷
片面4色刷り
サイズ
80mm×80mm
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