空間の「品格」は、細部への配慮で決まるという視点
一貫したブランド戦略に基づき、ロゴ、ルームタグ、案内板と空間全体の体験価値を高めてきたCOKOGA OFFICE様。プロジェクトの最終段階で私たちが向き合ったのは、「神は細部に宿る」という思想です。どんなに素晴らしい理念や空間も、トイレサインのような日常的な要素への配慮が欠けていれば、全体の品格は損なわれてしまいます。課題は、最も機能的なサインの一つであるトイレサインにまでブランドの思想を行き渡らせ、空間全体の体験品質を完璧なものにすることでした。
機能性と遊び心。シンプルな中に「らしさ」を込める解決策
私たちの「ソリューションデザイン」は、細部にこそブランドの「らしさ」が表れると考えます。空間全体のモダンで知的なトーンを継承するため、サインの基調はモノクロのシンプルなデザインを採用。これはブランドの統一感を保つための「顔立ちの糸(VI)」の展開です。しかし、それだけでは無機質になりがちなため、ピクトグラムには少しポップで親しみやすいデザインを加えました。この小さな「遊び心」が、利用者に安心感を与え、COKOGA OFFICE様が目指す「共に」創り出す温かいコミュニティの姿をさりげなく表現します。細部にまでこだわり抜く姿勢こそが、質の高い顧客体験(紡ぎ方の糸)を確固たるものにすると私たちは信じています。
印刷
片面1色刷り
サイズ
W150mm×H150mm
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