私たちはこの課題に対し、単なるブース装飾ではなく、企業の思想と技術力を体現する「価値の旗」を掲げるというコンセプトで「ソリューションデザイン」をご提案しました。

まず、お客様との対話を重ねる「伴走型支援」のプロセスを通じて、工機部様が最も伝えたい価値の本質を抽出。その「想いの糸」を、来場者の心に響く「顔立ちの糸（VI）」へと昇華させました。企業の先進性と信頼性を表現するクリーンで洗練されたデザインを基調としながら、来場者の動線を徹底的に分析。最も効果的な位置にキービジュアルとメッセージを配置し、ブース全体が一体となって価値を「届ける(DI)」ための戦略的な空間を設計しました。

これは、通り過ぎる人々の視線を惹きつけ、足を止め、そして自然なコミュニケーションを生み出すための空間的ソリューションです。私たちはデザインの力で、偶発的な出会いを、必然的なビジネスチャンスへと変えるお手伝いをいたしました。