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【保存版】横文字が苦手な社長のための『ブランディング用語』言い換え辞典

この記事の目次

「パーパスが…」「インナーブランディングが…」もう、知ったかぶりで頷くのはやめにしませんか?

デザイナーやコンサルタントとの、会社の未来を左右する重要な打ち合わせ。 

しかし、そこで飛び交うのは「御社のパーパスを明確にし、インナーブランディングを徹底することで…」といった、耳慣れない横文字の専門用語ばかり。

「知っている前提」で話はどんどん進んでいくけれど、正直、腹の底からその意味を理解できているわけではない…。 「今さら『それ、どういう意味ですか?』とは、なんだか聞きづらいな…」。

そんな風に、心の中で冷や汗をかきながら、分かったふりで頷き、議論に参加した気になってしまってはいませんか?

ご安心ください。この記事は、そんな日々奮闘されている経営者の皆様のための「ブランディング用語“言い換え”辞典」です。


抽象的でとっつきにくい専門用語を、

「ああ、それならうちの会社にも昔からあるな」

「そういうことなら、確かに大事だ」と、すぐに納得できる、

あなたの会社の日常に即した、血の通った言葉に「言い換え」ました。
この辞典を傍らに、もう知ったかぶりで頷くのはやめましょう。自信を持って自社の未来を語るための「共通言語」を、今日から手に入れてください。

【第一章】会社の「魂」に関する言葉

―すべての活動の“ど真ん中”にある、最も大切な部分―

ミッション (Mission)

会社の“ど真ん中にある、譲れない想い”
「なぜ、私たちはこの仕事をしているのか?」という問いへの、力強く、誠実な答え。会社の“背骨”であり、全ての活動の理由となるものです。

ビジョン (Vision)

社員みんなで見たい“最高の景色”
会社の“夢”や“ゴール地点”のこと。「5年後、この会社をこんな風にしたい!」という、社員の心がワクワクするような、具体的な未来予想図です。

バリュー (Value)

仕事で迷ったときに立ち返る“会社の約束事”
「うちの会社らしいね」と言われる、日々の行動のモノサシ。「どんなに儲かる話でも、これだけは絶対に守る」という、会社としての家訓のようなものです。

ブランドパーパス (Brand Purpose)

この会社が、世の中に“あったらいいな”と思われる理由
自社の事業を通じて、お客様や社会全体を、ほんの少しでもどう幸せにしたいか、という存在意義そのもの。ミッションよりも、社会との関わりに焦点が当たった言葉です。

コア・コンピタンス (Core Competence)

競合が逆立ちしても真似できない、“秘伝のタレ”
長年の経験の中で培ってきた、他社にはない独自の技術やノウハウ、あるいは企業文化。会社の強みの中の、さらに核となる、競争力の源泉です。

【第二章】お客様との「絆」に関する言葉

―あなたの会社の“ファン”を創り、育てるための考え方―

ストーリーテリング (Storytelling)

社長の“苦労話”や“嬉しかったお客様の話”を、正直に語ること
上手な話術は必要ありません。会社の創業時の歴史や、製品開発の裏側にある、本物の体験談こそが、人の心を動かし、共感を呼びます。

UX (ユーザーエクスペリエン-ス)

お客様への『おもてなし』の全て
ウェブサイトの使いやすさから、電話一本の丁寧な対応まで。お客様があなたの会社と関わる中で「この会社と付き合うと、なんだか気持ちがいいな」と感じる、すべての体験のことです。

ペルソナ (Persona)

『たった一人の、理想のお客様』
「この人にだけは、絶対に喜んでほしい」と、あなたが心に思い浮かべる、架空の理想顧客像。そのたった一人に深く刺されば、結果的に、その人に似た多くの人々の心に届きます。

ブランドロイヤリティ (Brand Loyalty)

お客様の“ひいき”や“ご愛顧”
「次も、必ずこの会社に頼むよ」「あそこの製品じゃなきゃダメなんだ」という、お客様からの揺るぎない信頼関係。価格の安さだけでない、深い絆のことです。

エンゲージメント (Engagement)

会社とお客様の“相思相愛”度
単なる「好き」を超えて、お客様が積極的にSNSであなたの会社を応援してくれたり、時には「もっとこうすれば良くなるのに」と改善提案をしてくれたりするような、深く、そして能動的な関係性を指します。

【第三章】組織と「見せ方」に関する言葉

―社長の“想い”を、社員とお客様に正しく伝えるための道具―

インナーブランディング (Inner Branding)

社長の想いを、社員全員の“共通の合言葉”にすること
チームが同じ方向を向いて進むための、心のインフラ整備です。朝礼で語る言葉から、社内報、評価制度に至るまで、全てがインナーブランディングに含まれます。

CI (コーポレート・アイデンティティ)

会社の『あり方』そのもの
会社の理念(魂)と、社員の行動や、ロゴなどの見た目を、すべて一貫させること。「言ってること」と「やってること」を、完全に一致させる取り組み全体を指します。

VI (ビジュアル・アイデンティティ)

会社の『見た目』のルールブック
ロゴの色や形、名刺のレイアウト、封筒のデザイン、ウェブサイトの雰囲気など、「うちの会社らしさ」が伝わる“見た目”に関するルールを一式まとめたものです。

トーン&マナー (トンマナ)

会社の『服装と話し方』
誠実な会社なら、服装(デザイン)も話し方(文章)も、誠実で落ち着いたものに。会社としての人格を、あらゆる場面でブレなく伝えるための、基本的な表現ルールのことです。

ブランドガイドライン (Brand Guideline)

会社の“らしさ”を守るための『取扱説明書』
ロゴの周りには必ず余白を取る、といった使い方や、色の正確な指定など、誰が見ても、誰が作ってもブランドイメージを損なわないようにするための、より詳細なルールブックです。

言葉は、想いをカタチにするための「道具」。さあ、使いこなそう。

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。 

ご覧いただいたように、ブランディングに関する横文字の専門用語は、決してどこかの偉い人が考えた、難しい呪文ではありません。

それは、社長であるあなたが、日々悩み、考え続けている「会社のあり方」や「お客様への想い」といった、極めて人間的で、温かい概念に、名前を付けたものに過ぎないのです。

この辞典が、貴社にとって最高の「道具箱」となり、デザイナーやコンサルタントといったパートナーと未来を語る際の、信頼できる「共通言語」として、お役に立てることを心から願っています。

もし、この辞典を読んで「なるほど、うちの会社の“約束事(バリュー)”を、そろそろちゃんと決めたいな」「ウチの“見た目のルール(VI)”を、一度プロに相談してみたい」と感じられたなら、いつでも私たち株式会社DIANTにお声がけください。

私たちは、決して難しい専門用語を振りかざしたりはしません。
どんな言葉も、あなたの会社の言葉に丁寧に「言い換え」、同じ目線で、同じ熱量で、会社の未来を語り合うことから始めます。

ブランディングデザインにご興味がございましたら、ぜひ以下のリンクもご確認ください。

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