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ブランディングの『地図』を手に入れる。DIANTが実践する、企業の価値を紡ぎ出す『5つの糸』の思考法とは?

この記事の目次

「会社の軸は分かった。で、具体的にどう作るの?」
経営者の次なる疑問にお答えします

前回の記事では、「採用と集客の課題を同時に解決するためには、企業の根幹となる『会社の軸』を定めることが重要だ」というお話をさせていただきました。

きっと、記事をお読みいただいた多くの経営者様が、「その重要性はよく分かった。
しかし、その大切な『軸』とは、具体的に一体どうやって見つけ出し、作り上げていけば良いのだろうか?」という、次なる、そして、より実践的な疑問をお持ちのことでしょう。

会社の根幹となる「軸」作りは、決して思いつきや感覚だけで進められるものではありません。大海原を航海する船が、目的地へ確実にたどり着くために信頼できる「地図」を必要とするように、ブランディングにも、企業の価値を体系立てて整理し、進むべき道筋を明らかにする、信頼できる「プロセス」が存在します。

この記事では、私たち株式会社DIANTが、お客様とのブランディングプロジェクトで実際に用いている、企業の「らしさ=固有の価値」を丁寧に紡ぎ出すためのコアフレームワークを、特別に公開します。
これは、ブランディングという未知の旅路を進むための、安心できる『地図』となる思考法です。

ブランディングとは「糸を紡ぎ、旗を織り上げる」旅である

私たちがお客様と共に行うブランディングの旅。その最終ゴールは、「私たちは何者であり、何を大切にし、どこへ向かうのか」を社内外に高らかに示す、組織の象徴たる『価値の旗(バリューフラッグ / CI)』を打ち立てることです 。

この旗が、社員にとっては自らの仕事への誇りとなり、お客様や社会からは信頼され、選ばれるための力強い証となります。

そして、その旗は、決して無から生まれるのではありません。貴社の中に既に存在する、5つの本質的な価値の「糸」を見つけ出し、それを一本一本丁寧に紡ぎ合わせることで、力強く、そして美しく織り上げられていくのです 。

企業の価値を紡ぎ出す「5つの糸」徹底解説

それでは、貴社の価値を構成し、輝かしい「価値の旗」の素材となる「5つの糸」を、一つひとつ見ていきましょう。
それぞれの糸が、なぜ重要なのか、その理由と共に分かりやすく解説します。

① 想いの糸 (MI - Mind Identity): 企業の“魂”となる、揺るぎない軸

  • これは何か?
     企業の全ての活動の源泉であり、進むべき未来を照らす北極星です 。具体的には、企業の存在意義(ミッション)、目指すべき未来像(ビジョン)、そして大切にする価値観(バリュー)といった、企業の「魂」そのものを指します 。

  • なぜ重要か?
    この“魂”が明確でなければ、組織は一体感を失い、日々の経営判断もブレてしまいます 。社員は何を信じて働けばよいのか分からなくなり、顧客や社会からの深い共感を得ることもできません 。

  • DIANTのやり方
    私たちは、経営者様や従業員の皆様との深い対話を通じて、貴社ならではの想いや歴史、情熱を掘り起こします。そして、それを誰もが共感し、自分の言葉で語れるような「生きた言葉」として紡ぎ出します。これが、貴社のあらゆる活動の揺るぎない「軸」となるのです 。

② 顔立ちの糸 (VI - Visual Identity): “想い”を伝える、第一印象のデザイン

  • これは何か?
    企業の「顔立ち」として、その想いや個性を視覚的に表現する、ロゴ、ウェブサイト、名刺、会社案内といったデザイン全般です 。

  • なぜ重要か?
    人は情報の多くを視覚から得ており、「顔立ち」であるデザインは、企業の第一印象を決定づけ、言葉以上に多くのメッセージを伝えます 。どんなに素晴らしい想いを持っていても、見た目が整っていなければ、その価値は正しく伝わらず、お客様からの信頼を得ることも難しくなります 。

  • DIANTのやり方
    「想いの糸」で明確になった理念や個性を、ターゲットとなるお客様に最も響き、かつ貴社らしさが伝わる、一貫性のある洗練された「デザインの方向性」として定義します 。あらゆるクリエイティブのブレを防ぐ、ブランドの「顔つき」の設計図を描きます 。

③ 行動の糸 (BI - Behavior Identity): “らしさ”を体現する、社員一人ひとりの振る舞い

  • これは何か?
    「想いの糸」で明確になった価値観を、社員が日々意識し、実践できる具体的な「行動指針(クレド)」へと落とし込んだものです 。

  • なぜ重要か?
    ブランドイメージは、広告やウェブサイトのデザインだけでなく、日々お客様と接する「社員一人ひとり」の行動や振る舞いによって、最終的に形作られるからです 。行動が伴わなければ、どんなに立派な理念も「絵に描いた餅」になってしまいます。 

  • DIANTのやり方
    社員の皆様が自社のブランドに誇りを持ち、「私たちの会社の強みは、この行動にある」と自信を持って言えるような、具体的な行動指針作りをサポートします。お客様から「〇〇社らしいね」と自然に感じていただけるような、素敵な組織文化づくりをお手伝いします。

④ 届け方の糸 (DI - Delivery Identity): “価値”を確実に届ける、コミュニケーション戦略

  • これは何か?
    誰に(ターゲット顧客)、何を(独自の価値)、どのような言葉やデザインで、どの場所・タイミングで伝えるかという、貴社の価値を本当に必要としている人に届けるための、コミュニケーション全体の設計です。

  • なぜ重要か?
    どんなに素晴らしい価値も、それを求めている人に、その人の心に響く形で届けなければ、残念ながら存在しないのと同じだからです 。闇雲に情報を発信するのではなく、戦略的なコミュニケーション設計が不可欠です。

  • DIANTのやり方
    貴社の「想いの糸」と「強み」を深く理解した上で、理想のお客様像(ペルソナ)を明確にします 。そして、そのお客様の心に深く刺さる「コアメッセージ」や、最も効果的なコミュニケーション戦略(ウェブサイト、SNS、広告、営業ツールなど)を設計し、貴社の価値を確実に届けるための道筋を創ります 。

⑤ 紡ぎ方の糸 (RI - Relationship Identity): “ファン”を育む、顧客・従業員との絆づくり

  • これは何か?
    お客様や従業員との長期的な『絆』を育むための、心地よく記憶に残る「顧客体験」や、社員が働きがいを感じられる「組織関係」のデザインです 。

  • なぜ重要か?
    お客様に一度だけ選ばれるのではなく、長く愛され、応援してくれる「ファン」になってもらうこと。そして、従業員が「この会社が大好きだ」と心から思えること。こうした、目には見えないけれど温かく、強い『絆』こそが、企業の持続的な成長を支える、かけがえのない財産となるからです 。

  • DIANTのやり方
    お客様が貴社と関わる全ての接点(購入前から購入後のフォローアップまで)において、心地よく、記憶に残る「顧客体験」をデザインします 。また、理念浸透や社内コミュニケーション活性化などを通じて、従業員が働きがいを感じられる組織関係の構築も支援し、社内外の良好な『絆』を丁寧に紡いでいきます。

さあ、『地図』を手に、確かな一歩を踏み出そう

ご覧いただいたように、ブランディングとは、決して曖昧で感覚的なものではなく、企業の価値を「5つの糸」というフレームワークで体系的に整理し、未来へ向かうための道筋を描く、極めて論理的なプロセスです。

この「5つの糸」という『地図』があれば、貴社はもう、ブランディングという未知の旅路で道に迷うことはありません。
会社の「軸」を作り、採用や集客の課題を根本から解決し、未来を切り拓きたい。そう本気でお考えの経営者の皆様へ。

私たち株式会社DIANTは、この『地図』を元に、お客様のすぐ隣で同じ目標に向かって進む「伴走者」です 。私たちのブランディング策定サービス『Tsumugi』は、まさにこの「5つの糸」の思考法に基づき、貴社ならではの「価値の旗」を共に織り上げていくプロセスそのものなのです 。

まずは貴社にとって、どの「糸」から紡ぎ始めるべきか、そのお話から聞かせていただけませんか?

ブランディングデザインにご興味がございましたら、ぜひ以下のリンクもご確認ください。

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